押切蓮介先生と怒りのスパイス
こんにちは! 今日の夕飯は納豆チャーハンのスケさんです!
微妙に美味しいのか美味しくないのかわからない味だったので、作り方を変えて再挑戦したいと思います!
ところで、皆さんは本棚をお持ちでしょうか?
実は僕持っていないんですよね。もう、無理やり段ボールで本棚を作っていましたね。
というわけで、今日は漫画収納のためにスチールラックをポチリました!
なんと! 六段組です!
そこに自作の引き出し的な物を工作して作って行けたらなあと思います。
到着が楽しみですね!
…漫画の話します?
じゃあ、ようやく買うことができた「狭い世界のアイデンティティー」の話をしますか?
まず、 押切蓮介先生の描く漫画家地獄をコミカルにバイオレンスに描いた作品が「狭い世界のアイデンティティー」です。
浅野いにお先生や、藤田和日郎先生といった実在の漫画家も登場しており、非常にユニークなキャラ付けがされています。
読んだことない人は是非読んでみてください。これで押切蓮介ワールドにハマってくれるなら万々歳です。
「ミスミソウ」、「ハイスコアガール」などが入り口としていいかもしれないですね。
はい、というわけで先日買った「狭い世界のアイデンティティー」の第三巻について喋っていきますか。
個人的に押切先生自身を登場させた話は、漫画の中に登場する押切先生に自分の気持ちを代弁させてると思います。
如実に表れているのは最後の話ですね。押切先生の怒りがそこには見え隠れしています。
怒りとは? と思われるでしょうが、一見したところ道化を演じているような漫画ですが、根底にはこちらの心に訴えかけてくるなにががあります。
それが押切先生の怒りだと思うのです。
それは「でろでろ」から続くであろう、ある押切先生のスタンスも関わっているのでしょう。
おばけが触れられないなんて馬鹿げている、ならお化けを殴り倒せる主人公を出す。
そういうのが押切先生の理不尽に対する怒りの味付け、つまりは押切エッセンスなんでしょう。
今回も、作者は自分だからお前の命は俺が握っているんだぞ、と言い放ってコマ枠で相手を圧死させるということをかましてきました(笑)
まあ、性質的にはテレビ番組のスカッとジャパンみたいなものです。
違うのは創作だからこそ、現実以上のストレスを読者に与え、現実以上のすっきりした解放感を演出してくれることです。
もっと簡単に言い表すと「 いいぞ、もっとやれ」を紙の上で演出できる漫画家だと僕は思っています。これからの作品も読むのが楽しみです。