アクタージュの成功
銀河鉄道の夜、宮沢賢治の名作ですね。それを題材にした舞台を劇中で主人公に演じさせる漫画が「アクタージュ」です…
「え?ジャンプで演劇!?」
という反応をする人も、最近のジャンプを読んでいなければ中にはいるでしょう。
しかし、この漫画が非常に素晴らしい。どれほど素晴らしいかというと、思わず単行本を最新刊まで衝動買いしてしまうほどには素晴らしいのです!!
というわけで、アクタージュの魅力を紹介していきたいと思います!
アクタージュ、この漫画には個性的なキャラクターが続々と登場します。
そして、この漫画は演技の漫画…
つまり…
キャラクターがキャラクターを演じる一粒で二度美味しい漫画といえます!!
漫画自体が、例えば、Aというキャラが物語における主人公、Bというキャラが狂言回し、Cがライバル、といったように作者に役割をふられてキャラクターを演じている、という風にとれると思いますが、アクタージュにおいては、主人公として役割を与えられた夜凪景が、作中に出てくる架空の映画の登場人物Aという物語の登場人物を演じるという、
夜凪景と、夜凪景演じるAの活躍を楽しめる構図となっているのです!!
伝わりにくい説明だと思われるでしょうが、なんとなく伝わってくれれば幸いです。とにかく、この点が演劇漫画「アクタージュの」魅力の一つです。
また、先ほども言ったようにキャラクターが本当に素晴らしい!! メソッド演技と呼ばれるなりきりを極めた主人公、他人から見られることを完璧に極めた女優、憑依型カメレオン俳優と呼ばれ活躍する舞台俳優、などなど濃いキャラが盛りだくさんです。
そして、一番はなんといっても「友情・努力・勝利」です!
…あるんですよ! 友情も、努力も、勝利も!
ジャンプの本質のテーマから逸れずに、これらの要素を高いレベルで兼ね備えているからこそ、演劇漫画というジャンプで掲載するにはキワモノ扱いされそうな題材でも、高い人気を誇ることができるのでしょう!!
友情・努力・勝利のシーンをこの記事内で紹介してしまいますと、まだ読んでいない方々の楽しみを奪ってしまうことになりかねないので、ここはグッと我慢して…
「単行本を買ってください!!!!!」
…と叫ぶだけで我慢しておきます!! ここまで記事を読んでくれた皆様、よろしければアクタージュを読んでください。話が進んでいくたびに、尻あがりに話が面白くなっていきます!!
では、今回はここまで!